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共同体は、人の心の中にある

地域づくり 関係づくり

人は、色んなグループに重なり合うように所属している。職場というグループ、友だちというグループ、同級生というグループ。

 

どこかに属しているという感覚はすごく大切で。それがないと、阻害されてる、必要されてないと思ってしまう。そうなると生きづらくなる。

 

今の時代は、SNSもできてきて、グループが重なり合い、多層化している。

 

自分が生きやすい世界を作るには、グループの"広さ"と"深さ"の視点が大事になってくる。

 

広さ。これは、色んな人と関係をつくること。職場だけでなく、地域で活動して仲間を得るとか、昔の友だちに連絡を取って関係を持続させるとか。そうやって、枝を広げること、増やすことだ。

 

職場だけしか世界がないと、そこの関係が悪くなるとすぐ落ち込んだり、お互いの関係が悪いだけなのに、自分が悪いと思いこんでしまう。

自分の世界を増やすこと、沢山のレイヤー(層)で生きること。それが、自分の心の逃げ場を作ることにつながる。

 

「逃げるは恥だが、役に立つ」じゃないけど、逃げていいんだ。避難していいんだ。心が休まったらまた戻ってくればいい。

 

深さ。これは、なんでも話せる人を一人作ること。二人でもいればサイコーだけど、一人でも十分。

 

広く浅い関係だけだと、何かで心が参ってる時に、この人たちにとって"私じゃなくてもいいんだ"と思うようになる。いわゆる"代替不可能性"が大事。私じゃなきゃできない、私と入れ替わったらマズイ。そう思ってくれてる人が一人いると思えることが大事。

 

最後に、気をつけなきゃいけないのが、その関係は自分自身の心の中で起こっていることだということ。事件は会議室じゃなくって、自分の中で起きてることに気づくこと。

 

 

周りから、「あの人は沢山の友人がいて羨ましい」と思われてる人が自殺することがある。実際、沢山の友人に囲まれてはいるけど、本人の心の中では「誰とも繋がってない、皆んな表面では仲良くしてるけど、別に自分が特別に愛されてるわけじゃないし、そのポジションに自分がいなくても、その場は成り立つんでしょ」とか思ってたりする。

 

だからこそ、見た目の関係じゃなくって、自分の心で、繋がっていることを広く、深く感じられることが、すごく大切であって。

 

そういうのを一人一人の心に築いていくのが、本当の意味での共同体づくりだと思う。